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けんちく家

Author:けんちく家
建築の設計・工事監理の仕事をしています。

建設業は、日本の経済を動かす主幹ですね。それだけ、関係者が多い。
建築には数多く知識が必要です。

いったい、住宅を建てるのに設計者も施工者もどんだけ技術・知識があるのでしょうか?建築の雑学を中心にブログを始めました。




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在来+金物工法!
久々のブログの更新です。

今日、初めて在来と金物工法のミックスの構造を見ました。
外部に面した梁は、金物工法で北陸テクノで内部は在来加工でした。

梁のみです。
外周部は、金物で室内側は羽子板ボルト締め。

プレカットでもこんな複雑な加工が可能なんだと、改めてプレカット工場の技術力に感心しました。
(千葉本社のCランバー)

でも、不思議なんですね?
1階は、ネダ方式・2階は合板ネダレス方式。

何だか、いいとこ取りなのか、それとも思いつきなのか?真意がよく分からない工法の合体ですね。

しかし、こだわりはいろいろと感じる部分もあるので、きっとポリシーなんでしょう?
その真意がわかれば、きっと何かが分かるかもしれませんね。






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金物工法 | 23:36:50 | Trackback(0) | Comments(0)
金物工法を嫌う技術者の話
かつて、金物工法について有名なハウスメーカーの技術者と意見交換をしました。

自分
『金物工法は、鉄の強度で持たせているから、木より接合が強いのは当たり前ですね!』

ハウスメーカーの技術者
『確かに、実験の破壊強度を比較すれば、データーでは、明らかな数字の違いが出ていますが、一概に強いと言い切れないですよ?』


自分
『どうして、そう思うのでか?』

ハウスメーカーの技術者
『破壊強度の曲線を見ていると、初期の粘りが在来工法で補助金物を使用した方が、粘りがあるのを知っていますか。』


自分
『粘りがあるかは、確認したことがないので良く分からないですが、理屈的には初期の力の吸収は1次は木材同士が引っ張りに対してきき、2次的には補助金物が効くのでしょうから、段階的なゆるい曲線が出るだろうと創造はつきます!』

ハウスメーカーの技術者
『そうなんです。金物工法では急激な力には有効なんでしょうが、破壊耐力まで行かない、地震や風力の力に対しては、在来方法の方が優れていると思います。』

『金物工法も在来のような緩やかな初期の粘りが出るようでしたら、採用してもいいのですが!』



いろいろな考え方がるものですね。

在来工法の外周部柱には、V型金物やL型金物を使用するのが一般的になってきています。
何本も釘で打ったり、ビス止めでとめている数はかなりある。

強いとは言い切れないですが、見るからに粘りがある構造として印象は受けますね。

木造の良さは、粘りがあることで構造に極端な力を加えないように全体的に持たせていることが、在来工法の良さですから、理屈には合っていますよね。

しかし、木材の方が先に破壊する金物工法の差ですかね?








金物工法 | 00:02:50 | Trackback(0) | Comments(0)
金物工法の歴史 Ⅸ
新築した建物を3ヶ月で解体することに立会う経験って、そうはないですよね。

Eホームの金物工法の新シリーズ販売に向けてモデルハウスを建築して、施工方法・仕様・気密試験等を実施して、解体するとの決定となり、その現場に立会いました。

さあ、解体となり作業を見ていたのですが、なかなか建物の解体が進まない。
古い家の解体現場を何度か見たことがあるのですが、こんなに丈夫ではない。

解体業者も、なかなか進まないので、驚いていました。

『木造って、こんなに強いんだ!』

一般的には、柱と梁の接合部分が破断して、建物が崩れていくことになるのですが、金物工法の接合となると、接合部分がなかなかと外れない。
いくら梁の部分を挟んで揺らしても、土台・柱と梁が一体化となっているために、機械の方が動いてしまう。

しかし、解体屋の意地で無茶苦茶な勢いで、バリバリと解体。
上から潰すとの感じでした。

この状況を見ているときに、果たしてどの部分が壊れるのかが一番知りたいことです。
じっくり見ていながら、金物のどの部分からなっと、双眼鏡を見ながらいました。

当然、わかっているのですが柱と梁を上からでなく、横方向からの力で金物が破壊しています。

解体した残材を見ながら、金物のどの部分に応力が集中して破壊したか、観察をしました。
結果、梁受け金物を柱にボルトで接合している部分からとの解明ができました。

どのようになったか?
梁が押されることで、梁受け金物を固定しているボルトの部分の穴が開くことで、ボルト径より大きくなり抜けたことで、破壊した結果を得ました。

でも、理屈どうりです?

3.2ミリの鉄板を折り曲げてコの字型となれば、ツースリット部分の合計が6.4ミリとなり力を受けているので、当然に3.2ミリの弱い部分が集中的に応力を受けるのは。
ドリフトピンは当然にくの字型に曲がっていましたが、粘りがあるのか破壊しても、梁受け金物に追従していて、しっかりと固定を守っていたのが予想外でしたね。

しかし、強い!

目の前で、いろいろなことを見ていると6.0ミリで全てが出来ないものかと考えてしまうことも、道理ではないでしょうか!

基礎の問題

木材の精度

金物接合における応力の分散


この問題を解決出来ないかと、益々と理想的になっていった時にモッケンの金物に興味を持ったものです。

モッケンが全てに於いて、最高の金物か?

それはないです。



金物工法 | 00:23:44 | Trackback(0) | Comments(0)
金物工法の歴史 Ⅷ
基礎の精度や木材の精度があまいと、どうしても金物工法だと、金属より弱い木材に力が流れて、割れが生じる。

クレテックの加工で、パイプ径を拡大したり、引きを弱くすることも一つの手段だけど。
これだと、クリアランスがあるだけに揺れが伴うことが常時あれば、無理な力が横にも行くな?
まして、ボルトが緩るむことがあれば、せん断力が70%ダウン。

ツースリットだと、どうしても無理があるかな????
ホゾパイプも材料に左右される。

この工法だと、しっかりはするけど施工精度もかなりしっかりしないと、逆効果?
こんな事を、Eホームの納品問題で悩んでいました。

どうせなら、ワンスリットでしっかりしている方法はないか!と思い自分でも金物工法を考えていました。強度を取れば、加工も施工も多少の幅がある。

こんな事を考えている時に、J製作所のK専務が東京にいるから会わないかとの誘い。

K専務
『ワンスリットの金物工法がありますよ。今度、紹介しますから見ますか?多分、悩んでいる問題も解決になるかもしれませんよ?』

自分
『へー、有るんだ。是非とも見て見たいものですね。』

と後日にワンスリットの木建技術研究所の先生を紹介されました。
かなりの年配で、本当に大丈夫との印象でしたが、話をしてみるとかなり面白い。
確かに、構成がシンプルでこれなら欠損も少ないし、在来の建設会社に受け入れやすいかもしれないと直感しました。

先生
『今度、飯田橋に事務所を構えるので、自由に使いなさい!皆で、いろいろと集まれる場所を提供するので。』

後日、事務所の鍵を預かって、週末は金物研究会を称して飲みながらディスカッションしていました。
事務所に納まるように、構造を組んでいましたので、構成が本当に皆にわかるような所内でした。
この会合では、ソフト開発者や木造の構造計算のオーソリティーが集まったので、いろいろと勉強になりましたね。

しかし、何故にこの金物は見栄えがしない。
クレテックや北陸テクノのように製品のような感性がない。錆止めのどぶ浸の液体がまだらになっている。なんだか、工業品と言うより家内工業のような感じで、商品のような気がしない。

先生曰く
『塗膜が厚いし、見えなくなるのでこっちの方がいい』

まあ、この辺は年寄りのがんこさ?

このモッケン金物の開発経緯にタッチしていたので、実験にも立ち会いました。
その時に、知ったのですが木材技術センターでは、破壊の30%の強度を基本とするそうです。

70%でも良いそうなのですが、かなりプレッシャーを掛けれられましたね。

ワンスリットで出来ているモッケン金物は全ての厚みが6.0ミリが基本となっているので、ツースリットタイプの3.2ミリよりは腐食については強いと思いますね。

特に、柱とボルトの引っ張りについての肉厚が強く、強度が期待できます。

この問題は、実はEホームの実物建築の解体でどこに力が集中して破壊するかを見たとの問題も解決していたからです。

次回は、金物工法住宅の解体を書きます。






金物工法 | 00:27:11 | Trackback(0) | Comments(0)
金物工法の歴史 Ⅶ
在来プレカット加工の方法では、梁の材料を投入する時に、基本が反りを下にするそうです。
つまり、逆への字ですね。

この投入方式だと、木材を移動させる時にローラーに引っかかることなく、スムーズに木材が流れるからと聞いています。確かに!
そうなると、加工で実際の梁の使用と逆で加工をすることになります。

所が、金物工法の最初の加工方式では、への字で木材を投入していました。金物工法では、上レベルからの加工を追うために、どうしてもこのやり方でなければ、寸法確保しなければならなかったこともあります。

金物工法で、基本が集成材を使用することだったから、問題も起きなかったのでしょう。
在来の木材から考えれば、寸法精度が鉄骨なみに安定していることがあった結果だと思います。

実際、日本で初めてクレテックのプレカット機械を作った、J製作所のK専務はそれまでは自動車関連の機械を作っていたので、初めて木材のプレカット機械を作ったそうです。

彼は、勉強家で本当に木材の性質や建築の構造についてよく知っている。
機械製作って、無理な注文から入っていくので、いろいろな勉強をして、作るそうです。

だから、金物工法の機械製作においても既存の概念に左右されることなく、理論的にプレカットの機械を作ったのでしょうね。

曰く、『在来プレカットに逆への字で木材投入していたのを知らなかった!!!!』既成概念を打ち破ることは、全てを知らないことで、出来るかもしれません。
自分も、この事業に携わった時に、きっと木材業界、プレカット業界、運送業界、輸入業界等の全てを知っていれば、恐ろしくてビジネスプランを実行で出来なかったのではと、後日思いました。
知らない故の強さなのかもしれません。

理想論で自信を持って実行したことが、既存の業界の方々が何となく付いてきてくれたのかもしれません。

新しいことは、誰もわかっていませんので!

今では、在来プレカット機械に金物工法加工を併用して、出来るようになりましたが!!!

我々のパイオニアスプリットを貫いたことが、ここまで市場をか変えたことを、信じたいものです。

次は、モッケン金物との出会いに続きます。


金物工法 | 00:02:49 | Trackback(0) | Comments(0)
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