■プロフィール

けんちく家

Author:けんちく家
建築の設計・工事監理の仕事をしています。

建設業は、日本の経済を動かす主幹ですね。それだけ、関係者が多い。
建築には数多く知識が必要です。

いったい、住宅を建てるのに設計者も施工者もどんだけ技術・知識があるのでしょうか?建築の雑学を中心にブログを始めました。




fxwill.com









■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QRコード

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
金物工法の歴史 Ⅲ
FC のEホームから、金物工法を使用したシリーズをクレテックでおこなうが、供給体制と技術供与が出来ないかとの話が持ち上がりました。

当時は自分たちの技術力が一番認められていたのは、業界が狭い・扱っていた企業が少ないことで、きっと情報を得て、ビジネスが持ち込まれた時代でした。

全国ベースで年間1000棟の供給となると、とても今の協力プレカット工場の場所も生産も運搬も全てが整っていない。

北海道、沖縄を除いた全国供給のシステムを考えて、価格・資材・木材のトータルコスト案が採用になり、いざ実行となることとなりました。

まずは、プレカットの設備を設置してくれる工場を探さなくては!

全国を200キロベースで分けれると、岩手・新潟・福島・東京近郊・静岡・名古屋・大阪・石川・広島・福岡・高知が必要だとの結論で、ネットワークをシュミレーションしていましたが、思うように協力してくれるプレカット工場が見つからない。

最小にしても、東北・関東・中部・北陸・近畿・中国・四国・九州の最低一箇所は必要だと、思いながらも、なかなか・・・。

新たな、機械設置のなっても機械を作ってくれる企業が2社しかいないし、7箇所となると納期に半年以上もかかってしまう。FCの販売時期も決定されているし、半年の猶予しかない!

間に合うのか??????

機械メーカーの2社の担当が、毎日のように全国を周ってくれて情報を集めても、なかなか事がスムーズに運ばない。自分の代わりに、家に帰ることなく本当に一生懸命に動いてくれて、毎週金曜日には東京経由で、状況を教えてくれる。

かれらの凄さは、自分の機械を販売することだけではない。
自分たちが、日本の木造建築の新たな方向を、作っていくのだとの思いがつくづく伝わってきました。

自分たちが、建築の歴史に一歩書き加える。

こんな思いが、この業界に素人の自分がのめり込んで行った時期でした。


仕事ありきで、話を進めても在来工法のプレカット工場は、腰が重くて・・・。
金物工法!相手にできない。そんなもの売れるのか?
常に、引いている答えしか戻ってこない。
確かに、自分も2年前まではこんな工法なんて、売れるの!と言うか、本当に必要なのと思っていただけに、気持ちはわかる。

そんな中で、協力をしてくれてきたのが、建材会社・製材工場・木材工場・運送会社・建設会社だったのです。しかし、事は順風満帆ではなかった。

説明会では、プレカット工場の件では素人呼ばわりされるし、契約前日には2社の企業の断り、挙句の果てが、出向元の親会社からの計画変更要請。

子会社の売上の2倍の販売をおこなっては、企業の存在が変わるのではないかと!
売上金額を下げろ。出来ないなら、中止。

後、一ヵ月後には全国にTV CMを流す予定まで迫っているし。

企業間の問題まで、発展して親会社に頭の上がらない代表もEホームの購買部長と喧嘩状態になってしまいました。

あとは、お前の判断に任せると言われても。

人間としての責任もありますが、自分たちが建築の歴史を変える重要な役割を持っているとの思いがあり、今のこのチャンスを逃したらきっと金物工法は、木造の片隅に追いやられてしまう。

企業の責任を持ちながら、Eホームの購買部長に面談をしました。

自分
『今日は、会社の返事を持ってきました。』
Eホーム
『あなたの言葉が、会社の社長判断としていいのですね。』
自分
『はい、貴社の仕事をさせていただきます。』
Eホーム
『それが、会社の答えとして良いですか!あなたも、首をかけてするなら、Eホームは全面的に協力しますよ。』

・・・・・・・最終取引条件等・・・・話し合い。

Eホームの購買部長が、企業内の協力を得られないならば、内の社員を自由に使ってもいいと言ってくれました。

感動しました。

自分の熱意もありましたが、自分の代わりに全国を短期間で周ってくれた、J製作所のK専務やR販売のH部長には、感謝がつきません。この2人の力なくしては何も出来なかったと、今でも思っています。

もともと、クレテックのプレカット機械を既存の大手のプレカットメーカーでは相手にもしなかったところ、H部長の力とJ製作所のK専務のこころ意気があったこそ、今の金物工法の歴史が一歩刻まれたと!

地上の星なのかもしれません!

あと、大切なのは運送にまったくの素人の自分に賭けてくれたM運輸の専務、運搬システムが出来なければ、事業の成功はなかった。
素人ゆえの、無茶苦茶な話に乗ってくれなかったら、今の金物工法の普及は10年は遅れていたでしょう。

そんなこんなで、やっとEホームの販売に間に合い、社内外体制を整えられて製品を納品したときには、これから日本の建築は変わるとの感動の思いで、東京タワーとレインボーブリッジの夜景を社内から見ながら、事業の責任と満足で一人静かに眺めていたことを思い出します。

チームのみんな、ありがとう。
この業界に入って3年目の冬でした。





スポンサーサイト


金物工法 | 01:37:43 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。